新型コロナウィルス感染症

       

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV-2というウイルスによって起こる感染症で、2020年に世界的流行(パンデミック)をもたらしました。症状は、発熱、せき、のどの痛み、倦怠感などのかぜ症状だけでなく、味覚・嗅覚の異常を伴うこともあります。軽症で回復することが多いですが、高齢者や基礎疾患のある人は重症化して肺炎、血栓症などを併発することがあります。また、回復後に咳やめまい、倦怠感や精神的な不調といった様々な症状が遷延することがあり、コロナ後遺症(Long COVID)と呼ばれます。
新型コロナのパンデミック対策においてmRNAワクチンが重要な役割を果たしました。これはウイルスそのものではなく、ウイルスの部品を作る設計図(mRNA)を体内に入れ、免疫システムにウイルスの特徴を学習させるワクチンでした。現在もウイルスは変異を繰り返しており、感染拡大を防ぐためには、ワクチン接種に加え、手洗いや換気、状況に応じたマスク着用など、基本的な感染対策が引き続き重要とされています。
 新型コロナウイルス感染症では、鼻やのどからのウイルスの排出期間の長さに個人差がありますが、発症2日前から発症後7~10日間は感染性のウイルスを排出しており、特に発症後5日間は他人に感染させるリスクが高いとされています。したがって、発症日を0日目として5日間は外出を控えること、発症後10日間はウイルス排出の可能性があることから、不織布マスクを着用したり、高齢者等ハイリスク者と接触は控えたりする等の配慮が必要です。その後も咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、マスクの着用など咳エチケットを心がけましょう。また、学校保健安全法においても、「発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで」を新型コロナウイルス感染症による出席停止期間としています。

   

» のどの病気(口腔・咽頭・喉頭)

» 診療案内に戻る